2022/04/11 18:44





YUKI SHIMANE 2022 Autumn / Winter " entwined "

store | 2022.4.14 木- 4.16 土
online | 2022.4.14 木- 4.21 木

上記数日間、YUKI SHIMANE 秋冬のオーダー会を行います。









一人っ子ゆえか、幼少期からひとり遊びが得意でした。

 読書は周りの声が全く聞こえなくなるほどに集中してしまうし、
じっと何時間もテレビを見ることや、絵を描くこと、人形遊びや折り紙、 
もくもくと手を動かし続けるようなあそび、ひとりで完結する世界に入り浸っていたように思います。 

頭の中で妄想と空想とそこから派生する全然関係ないことが、縦横無尽にひたすら広がり続けて、
 ひとり遊びは容易に自分の世界を作り出し、意識が内へ向かってばかりいました。

 一人でなにかに没入することを好む性分が、結果的に“ニット”という仕事の道につながったのかも、と思います。

 ニットのすきなところは、線が面になるところです。

 糸一本が 規則的に同じ絡まり方を途方もなく続けていくと、面積があるものに変化して、身体を通して立体となる。 

分かりやすくぐちゃぐちゃになったものだけが『絡まっている状態』ではないと、
線(糸)をもくもくと手で動かし面にしていく過程で思い知るのです。

 ずっと大好きな映画がいくつかあって、この製作期間には『恋愛睡眠のすすめ』と『落下の王国』のことをよく思い出していました。

 どちらも劇中、主人公の空想や夢が現実と同軸で描かれます。

姫や騎士や王子や恋人たちがめちゃくちゃにしているのを見ていると、
 彼らはひとりで過ごしていた私の頭の中にもいたかもしれないと思わせられました。 

彼らに再度出会うような気持ちで、ノスタルジックでロマンチックで内向的で等身大なコレクション。

 人生は一本の糸のように地続きで、出会ったすべてのことが時間をかけて絡み合ってまたそれをもくもくと現実に起こしていく、
 その繰り返しの中、糸の毛足が表面で絡まり合えばまた違う質感を生み出すように、新しく些細な"なにか"を見つけていくのだと思います。


前シーズンから島根さんは以前にも増して、自分と向き合うように作品を展開しているように感じます。
自身の実体験や感情から生まれるニット達。


少し先の秋冬を想像しながら、、、そんな島根さんのニットを是非手に取っていただいきたいです。